【インタビュー】Have Fun! の目指す社会とは!?

ノボル:「Have Fun!」 のマッチングアプリも開始されましたね。

「Have Fun!」を通して今後、どのような社会をつくっていきたいのでしょうか?

カオル私たちが大好きなアウトドアの魅力を多くの人に伝えていきたいのはもちろんですが、アウトドアに関連する様々な課題が社会に存在しているのも事実です。

例えば、山の環境問題でいうとポイ捨てが原因で生じるゴミ問題や、人のし尿が原因のトイレ問題など、マナーを守らない行動によって自然が壊れてしまっていることも事実です。

また、山のマイクロプラスチック問題は、さらに多くの人に影響を与える問題なんです。

山に廃棄されたペットボトルやビニール袋などのプラスチックのごみは山肌の川を伝って、海へと流れていきます。

その過程で、プラスティックが細分化されて、最終的にはマイクロプラスチックになります。

それを、魚などの海の生物が摂取し、海の生態系を崩してしまうんです。

そして、魚などの生き物は、もちろん人々の食卓にも並びます。

ノボル:日本の山々でも人間の活動によって深刻な環境問題が引き起こされているんですね。

カオル:そうなんです。こういった課題にも、Have Fun!としてどう改善し、貢献していけるか、日々考えています。

また、少し話は変わりますが、最近、愛犬やペットと一緒に登山する人も増えているんです。

登山は飼い主さんはもちろんのこと、可愛いワンちゃんにとっても良い運動になり、さらに山の大自然が心身をリフレッシュしてくれます。

ただ、そんな可愛いペットですが、日本では毎年、多くの犬や猫が殺処分されてしまっているんです。

2018年度の年間殺処分数は、犬が7,687頭、猫が30,757頭にものぼります。

ノボル:そんなに多いんですか。

カオル:そうなんです。

保護される犬猫の8割以上は、元の所有者が分からないケースです。

迷子になってしまったり、飼い主さんが様々な事情で、正しい手順を経ずにペットを捨ててしまうパターンも多いと思われます。

保護施設での人的リソースやキャパシティーなどの理由で、毎年、多くの犬や猫が炭酸ガスによる処分方法で処分されています。

人間による、身勝手な理由によって、生命が処分されてしまうことは、倫理的に許容できないことです。

人と自然(動植物)の「つながり」の中で、社会や環境が成り立っています。

アウトドアは、そのつながりの中で楽しめるものです。

個人として、またHave Fun!としても、これらの社会課題の改善・解決のために尽力することが大きな使命だと捉えています。

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